院長 丹野弘晃皆さんおばんでございます。院長の丹野です。本日は大変お忙しい中、中央病院大忘年会にご出席いただきありがとうございます。小山田市長さんをはじめ、日ごろお世話になっている皆さんには、今年 1 年当院を全面的にサポートしていただき厚く御礼申し上げます。そして、職員の皆さん、日々のお仕事ご苦労様です。この時間はしばし仕事から離れて楽しんで欲しいと思います。

今年も残りわずかとなりましたが、いろいろなことがありました。私としては、病院としての組織力、対応能力、チーム力を改めて感じた年でした。それを感じさせてもらった印象的な出来事を 2 つお話ししたいと思います。

1 つは悲しい出来事ですが、やはり触れなければなりません。脳神経外科診療部長の善積威先生が急逝されたことです。突然目の前からいなくなって、我々自身の心の中にぽっかりと穴が開き、同時に病院組織の中にも大きな穴が開いたわけです。我々の心の穴は自分自身で埋めていかなければなりませんが、病院組織の穴も早めに埋めなければなりませんでした。彼と同じような能力を持つ人材が現れて、すっぽりはまってくれれば即埋まるわけですが、残念ながらそうはいきませんでした。やはり脳外科の先生お二人の個の力を中心に、できるだけ組織としてもサポートして、その穴を今全力で埋めてくれています。その力の源は、この地域を守るという使命感であり、これまでも守ってきたという誇りであるし、そして医療者としてのプロフェショナリズムであろうと思います。個の力があり、それを支える組織力があり、そして修復力が発揮されているということで、当院はかなり健全な組織なのではないかと思います。ただ、このままでは大変ですので、来年に向けては院内システムとしてきっちり対応していかなければと思っています。

2 つ目は病院機能評価のお話です。多くの職員に協力していただき、ありがとうございました。これは医療の質を第 3 者機関が評価するというもので、今年の 10月に受験しました。かなり泥縄式の部分もありましたが、組織としての底力を発揮して何とか乗り切った感があったわけですが、結果が気になっておりました。今週、その中間結果が届きまして、みごと合格のようです。評価される項目が 100 以上あって、これを 4 段階、S・A・B・C で、評価している形です。S は秀でている、A は適切に行われている、B は一定の水準に達している、C は達していない、とのことで C があると再試験というわけです。ですからすべてがB以上との結果でした。細かくお伝えすると、80%以上がAであり、S 評価も二つありました。一つは「患者さんの療養環境が秀でている」との評価をいただきました。これは当院に入院している患者さんは全国トップレベルの環境で診療を受けているとのことですので、大々的に宣伝すべきでしょう。

もう一つは「放射線治療が秀でている」との評価ですので、さらに幅広く周知すべきです。S に近い A もあり、「感染管理」・「輸血管理」・「救急患者の受け入れ」がすばらしいとの評価でした。かなりきちんと評価してくれているな、と感じますし、これこそ組織力の賜物だと思います。評価の高い点は維持しつつ、B 評価の部分をさらに改善していきましょう。これは来年の課題です。このように当院の組織力を頼もしく感じた年となりました。

幹事の皆さんご苦労様です。本日はよろしくお願い致します。それでは皆さん、組織力のある芸が飛び出すかもしれませんので、大忘年会を楽しみましょう。今年 1年ありがとうございました。

平成 28 年 12 月 16日