新しい年度を迎え、ご挨拶を申し上げます。日頃は幅広い連携にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。今年度は医師の異動が多く、常勤医として 5 名、初期研修医として 6 名の先生方をお迎えすることができました。脳神経外科診療部長として鈴木直也先生、外科長として石居健太郎先生、整形外科医員として苅田祐希子先生、泌尿器科医員として蘇武竜太先生、総合内科医員として張賀冕先生がそれぞれ着任されております。どうぞよろしくお願い致します。初期研修医としては、太田和摩先生・小山内智美先生・外崎奏汰先生・長沖雄介先生・中村ジェイムス先生・眞島隆成先生の 6 名が臨床研修を開始しております。地域全体で育てていただきたいと思います。若手医師が集まる病院=教育病院として、当院が認知されつつあることを全職員で意識して、この流れを止めないように努力したいと思います。ちなみに今年度の病院目標の中に、日本一の陶冶病院(育成病院)を目指すことを掲げております。
さて、半年ほど前に厚生労働省のお役人が、今年度の診療報酬改定を「惑星直列」と表現しました。医療・介護・福祉等の同時改定であり、様々な施策がシンクロしながら、大きな改革が進むことを例えたのでしょう。蓋を開けてみれば、ある専門家のご指摘によると、北風政策で手っ取り早くやや乱暴にいわゆる急性期 7:1 病床を減らそうとしましたがほとんど減らなかったため、今度は太陽政策で 10:1 病床に落としやすくして、ゆっくり着実に急性期病床を減らそうという意図があるとのこと、これは合点がいく感じがします。
いずれにしろ上十三医療圏における当院の使命は急性期医療をしっかり守ることであり、具体的には救急患者さんを決して断らずに質の高い医療を提供することに尽きます。そのためにはいつでも患者さんを受け入れることができるマンパワーとスキルが必要ですので、現時点では 7:1 看護体制は必須であり、それが当院のブランドでもあると思っています。病院目標の中に地域医療支援病院の取得を掲げています。これがまさに当院のブランディングであり、逆紹介率 100%すなわちご紹介いただいた患者さんは必ずお返しすることを目指したいと思います。
今年度の当院の目標を絡めながら述べてきましたが、教育・急性期医療とともに重要なのが、医療と介護の連携です。当院の機能の主体は急性期ですが、回復期・在宅医療も担っており、介護との切れ目のない連携も必須です。この事業は市と密接に情報共有しながら進めていかなければなりません。当院は「急性期を主体とした多機能型病院=患者さんの状態に応じて柔軟に対応できるカメレオン病院」として機能していく所存です。今年度もよろしくお願い致します。
2018 年 4 月 1 日