昨年度の挨拶とほぼ同じ内容になってしまいましたが、今年度は実行の年です。やり遂げましょう。

令和 5 年 4 月 3 日午前 8 時 45 分から、昇任等の職員の皆さん 12 名、新採用等の職員の皆さん 22 名、計 34 名の皆さんに辞令を交付させていただきました。

私自身気持ちを込めてお渡ししたつもりですが、改めて当院としてたくさんの貴重な人財に加わっていただいていると実感したところです。末永く、よろしくお願いいたします。

さて、当院は皆さんご承知の通り、青森県に六つある二次医療圏の一つである人口 16 万人弱の上十三医療圏の中核病院として存立しています。その重要なミッションは、持続可能な地域医療提供体制を確保すること、に尽きます。当院はこれまで、どのような状態の患者さんに対しても、全職員で柔軟に色を変えて対応できる愛称「カメレオン病院」としてやってきました。急性期・回復期・慢性期・在宅、つまり地域密着多機能型病院として、住民の皆さんの信頼を得てきたと自負しています。

しかし、今後の人口減少と高齢化による疾病構造の変化や地域包括ケアの必要性、そして何と言っても持続可能性ということがキイワードになると思います。地域医療構想の方向性においても、機能分化・集約化・効率化については避けて通ることができない状況です。それらを踏まえて、これまでの当院の看板を踏襲しつつ、病院機能をより一層急性期へシフトすべきであると思います。具体的には、回復期機能とされている地域包括ケア病棟を閉棟(既に実施)し、その人財を活用して HCU を開棟するとか、地域包括ケア病棟があるとできなかった総合入院体制加算の取得等があり、全職員で目指したいと思います。これは、地域密着多機能型である「カメレオン病院」から、地域密着急性期型である「ニューカメレオン病院」への進化が必須であるということです。

正直、病床数 300~400 床の地域中核病院における医療の質と経営の質のマネジメントが、最も難しいとも言われております。当院単独ではなく、地域医療連携推進法人「上十三まるごとネット」を活用しながら、医療 DX に対応する人財を育成・確保して、この難局を全職員一丸となって乗り越えて参りましょう。今年度もよろしくお願いいたします。

2023 年 4 月 10 日 事業管理者 丹野弘晃