当院ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。十和田市立中央病院院長の 杉田 純一 でございます。

当院は、上十三医療圏の中核病院として、地域の皆さまが安心して医療を受けられる体制の整備に努めてまいりました。
「いのちをみまもり、いのちをささえ、いのちをつなぐ」を理念に掲げ、急性期医療をはじめ、脳卒中医療、心血管疾患医療、がん医療、救急・災害医療、予防医療、緩和医療、在宅医療、精神医療など、幅広い分野において地域医療の充実に取り組んでいます。

当院の歴史は、昭和9年に開設された上北病院に始まり、今年で91年を迎えます。現在の病院施設となってからは17年が経過し、これまでの歩みの中で、地域の皆さまとともに発展してまいりました。

本年度の診療体制についてご説明いたします。
診療制限を行っておりました消化器内科につきましては、常勤医師3名体制に加え、非常勤医師の応援も得て、内視鏡検査・治療を中心に、救急医療および健診にも十分対応できる体制が整いました。
また、総合診療科では、専攻医プログラムに新たに3名が登録され、これまで以上に地域医療の現場での活躍が期待されています。
昨年度より常勤体制となった眼科においては、各方面から高い評価をいただいており、手術を中心とした診療を通じて地域医療に貢献しています。

当院は、国の認定を受けた県内5か所の地域がん診療病院の一つです。
胃がん、大腸がん、膵・胆道がん、肝がん、肺がん、泌尿器がん、婦人科がんなどに対し、診断から手術、抗がん剤治療、放射線治療(トモセラピー)まで、各種診療ガイドラインに基づいた標準的かつ適切な医療を提供しています。
また、最新のマンモグラフィ撮影装置へ更新し、増加傾向にある乳がんの早期発見にも力を入れています。
救急医療では、心筋梗塞などの循環器疾患、脳卒中をはじめとする脳疾患など、高い専門性が求められる分野にも対応しています。加えて、県内でも対応施設の少ない精神科救急についても、積極的な受け入れを行っています。

さらに当院は、県内13施設の臨床研修病院の一つとして、今年度も6名の初期研修医を迎えました。
院内でのローテーション研修に加え、地域の開業医療機関や老人保健施設、保健所などでの地域密着型研修、弘前大学病院や青森県立中央病院などでの専門性の高い研修も行っており、修了した医師は県内外で幅広く活躍しています。

今後の当院は、少子高齢化による人口構造や医療ニーズの変化を見据えた地域医療構想のもと、周辺医療機関との機能分化と連携を一層進めていく必要があります。
あわせて、医療のみならず、高齢者の終末期を含めた介護分野とも連携し、医療と福祉を包括した、より地域に密着した体制の構築を目指してまいります。
また、医師の働き方改革をはじめ、すべての職種が健康で安心して働き続けられる職場環境の整備に努め、将来にわたって安定した医療提供が可能となるよう取り組んでいきます。

結びに、上十三医療圏の中核病院として、地域の皆さまから信頼され、親しまれる病院であり続けるとともに、職員一人ひとりが誇りとやりがいを持って働ける病院を目指してまいります。
今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

十和田市立中央病院
院長 杉田 純一